【座学】新聞ってなんだっけ?

※これは前説です。本編は執筆中です。
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村上春樹さんが雑誌「POPEYE」(1976創刊=マガジンハウス)に連載した「村上T」によると「Keep calm and carry on」(平静を保ち、普段の生活をつづけよう)という標語はイギリス情報局が第2次世界対戦に入りそうになったときにパニックを防ぐためにつくったポスターのコピーだそうです。それをもじってスペインの出版社が「Keep calm and read MURAKMI」というTシャツをつくったそうです。訳すと「気を落ち着けて、ムラカミを読もう!」でしょうか、カッコイイ。この際、さらにもじらせていただき「Keep calm and read News Paper」にしてみました。右は「新聞のない人生なんて…」みたいな、です。販売の予定はありません。
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SF映画の金字塔と言われる「ブレードランナー」(1982公開=リドリー・スコット)の設定年は西暦2019年ですが、劇中では案外アナログ的なものが目を引きます。「味の素」のネオン看板が有名だけれど、土砂降りの中で傘のない人が新聞紙を頭にかざして走って行くシーンも印象的です。1982年に考えられた未来ではまだ紙の新聞を読んでいるという設定だったということでしょう。ただレプリカントなどAI技術が猛烈に発達している世界との対比を印象つけるためにあえて紙の新聞を登場させたのかも知れないと思うと、やっぱり新聞は劣勢かも知れません。現実の世界ではもっと厳しい状況だけれど、新聞社はまだ健在で毎日ニュースを伝えています。そして、次の新しい世界へ踏み出すための苦悩の日々が続いています。